竹中平蔵(たけなかへいぞう)

竹中平蔵

参議院議員(1期)、内閣府特命担当大臣経済財政政策)、内閣府特命担当大臣(金融)、総務大臣第6代)、郵政民営化担当大臣東京財団理事長等を歴任(ウィキペディアより)。

竹中平蔵の発言

  • 世界最高の生活水準を維持しようと思ったら、それにふさわしいだけの能力を付ける必要がある。そうでなければ、生活水準が下がるのは当たり前です。もはや、そういう世界になっているんです。それが嫌ならば、努力するしかない。
  • 「ここまでしかできていない」と考えるか、「ここまでできた」と考えるかで見え方は180度変わる。
  • 日本の自動車産業はなぜ強いか。それは世界と競争してきたからです。日本の農業はなぜ弱いのですか。それは競争をしてこなかったからです。
  • 世界に何が貢献できるかを考えることが、グローバルな考え方を持つことにつながります。
  • あなたには「貧しくなる自由」があります。でも「貧しくならない自由」もある。何事も、自分で決めるということです。大事なことは、チャンスを自分でつかむこと。
  • 働く立場として世界に目を見やれば、今なお日本はいい国です。勉強しようと思えばできて、ちょっと働いたら車が持てる。それは世界から見れば夢のような国です。その素晴らしさを若い人は再認識してほしい。だからこそ、新しいことを恐れず、積極的に挑んでほしい。
  • 既存のものに新しいものを持ち込もうとしたとき、必ず反対意見が出ますが、ある時は説得して、ある時は権力をもって反対派を抑える。そして組織を進化させていく。それがまさにイノベーションのプロセス。
  • 企業は人財と資金とノウハウの生きた集合体ですから、資金やノウハウが十分にあっても、人財がなければうまくはいきません。
  • 「自分の目で将来を見ることができる」「説明する力を持っている」「組織を動かす力を持っている」。この3つが、リーダーの条件。
  • 絶対に理想を忘れるな。自分は何をやりたいのか、夢を追え。その代わり、自分の足元もちゃんと耕せ。それがいつか必ず結びついてくる。
  • 何かを選択するということは、間違いなく別の何かを捨てることなのです。
  • 「日本が輝きを取り戻す時代はもう来ない」と考える向きもあるようですが、それは私たちの努力次第でしょう。日本の先行きは暗いとよくいわれますが、優秀な人材と技術を日本は持っている。それを活用して、もっと世界に出ていくべきなのです。日本の人口は減少傾向にありますが、世界の人口は増え続けています。大事なことは、チャンスを自分でつかむことです。
  • これまで日本は、常に変化してきた。むしろおかしいのは、今の日本です。変化に対して、ものすごく臆病になっている。それは現状が快適だからです。日本は快適すぎて、変われないでいる。しかし未来を切り拓くためには、変化を恐れてはならない。
  • 組織が大きくなるほど、細部まで情報が行き渡りません。しかし、業績を上げている会社は、物事に対する姿勢が上から下まで徹底しているものです。
  • 日本が急激な変化が不得意だと言われていますが、実際は逆で急激にしか変われない。明治維新もそうでした。明治維新は世界に誇るショック・セラピーで、日本はショック療法の国なのです。
  • 手を打たなければならないなら、追い詰められてから慌てるよりも前もって準備して手を打った方が良い。対策が遅れれば遅れるほど、それを是正するためのコストは多く掛かる。
  • 人生の糧になるのは小さな失敗を繰り返すことです。いかに大きな失敗をせずに、小さな失敗を許容できるかがベンチャーの成長にとっては重要です。
  • チャレンジするという言葉が経営の全て。とにかく批判せずにやってみる事が重要。
  • 諦めて成功する努力を止めてしまえばすべては終わり。自分が諦めないかぎり、終わりは来ない。
  • 日本はもともと、非常にオープンな国だった。だけれども、今は極端に内向きになっている。だから歴史から学ぼうと言いたい。
  • 日本はパーツで良いものを持っていても、システム化するのが苦手です。自動運転車を見ても、確かに日本のセンサーは優れています。しかし、道路交通法で「車の運転は人が行うもの」と定められているため、公道で実験できません。これではイノベーションは起きない。日本はそういった弱さが克服できていません。
  • 私の最初のキャリアは政府系の銀行でした。そこで多くの企業の審査をして、1つだけ学んだことがあります。それは、いい企業というのは社長から末端の従業員まで同じことを言う。同じ問題意識を持っており、コミュニケーションが図られています。
  • 私の最初のキャリアは政府系の銀行でした。そこで多くの企業の審査をして、1つだけ学んだことがあります。それは、いい企業というのは社長から末端の従業員まで同じことを言う。同じ問題意識を持っており、コミュニケーションが図られています。
  • 良い経営者は皆、共通して話し上手です。自分が良いことを考えているだけではなく、周りの人を説得しなければいけません。
  • ポピュリズムとは、政治家が「皆の言う事を聞いてあげますよ」という政治。健全な民主主義とは、リーダーが「皆辛いかもしれないけどこうしよう。そうすれば日本がこう変化できる」という政治。
  • 残業は目の前のことに取り組んでいるから、その瞬間は充実感があります。しかし、長期的に考えてみると、もっと別にすべきことがあるかもしれません。
  • 私は田舎の商店街の生まれ育ちだから、もとより失うものもありません。
  • 小さな問題でも、解決することで組織は大きく前進することがよくある。
  • 将来に不安を感じるよりも、不安とどう戦うかを考える方が、正しい姿勢。将来を切り開くには、不安ではなく、強い意志を持つことが大切。
  • 思いっきり戦って敗れた人には魅力がある。人生には、勝つ時もあれば負ける時もある。それはそれでいい。結果は、後からついてくるものなのだ。
  • チャンスは天から降ってくるものではなく、自分で掴みにいかなければならない。時代認識を踏まえた積極性が重要。チャンスを意識して一歩踏み出さねばならない。
  • 今までの延長線上では大きな変化を乗り切れない。
  • 銀行問題というのは、これを監督する「当局」、つまり金融庁がすべてを握っている。不良債権がどうなっているのか、検査の結果がいいのか悪いのか、これは金融庁以外に誰も知ることができないのである。経済財政担当大臣であった私にも、検査結果の詳細は知る術がなかった。金融庁が絶対的な情報と権限を持ち、それ以外は、たとえ閣僚でも手だしのしようがなかったのである。
  • 日本企業には健全なプレッシャーが不足している。収益力の弱い会社が居座るだけでなく、ちゃんと業績を上げられない社長に辞めてもらうために、健全なプレッシャーをかけるシステムがない。これはコーポレート・ガバナンスに関わる問題ですが、欧米の企業と比較してみると、日本企業はコーポレート・ガバナンスのシステムが大変にゆるいですね。だから新陳代謝が悪くなってしまう。

竹中平蔵の著書

竹中平蔵が影響を受けた人物

小泉純一郎

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